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「一度太ると なぜ痩せにくい?」 新谷隆史 [読書]

 今回は、食欲と肥満を研究している、研究者が書いた、本です。

 まず、第1章では、肥満によって引き起こされる、糖尿病、高血圧、
高脂血症などの、仕組みや危険性が解説されています。
 聞いてはいたけど、なかなか恐ろしいです。

 第2章では、美味しさを感じる仕組み、味覚、嗅覚や、五感を通し
て、脳が美味しさを感じていることが書かれています。

 第3章で、食欲が生まれる仕組みが書かれていますが、これが
さらに恐ろしい。 
 脳の”報酬系”と言われる、”ドパミン”という物質を放出して快楽
を引き起こす器官があるそうです。
 ニコチンやコカインなどの、依存症の原因にもなるのですが、
砂糖や脂質でも、”報酬系”を強く活性化させるとのこと。
 肥満の原因は、脳の依存症でもあったのです。

 第4章で、肥満を防ぐ方法も書かれていますが、最新科学の見地
から、導き出された画期的な方法が、あるわけではありません。
 野菜を食べようとか、朝ごはんはちゃんと摂ろうとか、従来から
言われている、健康法ばかりだったのが残念。

 全体を通してみると、知識ゼロでも、最初から読めば、食欲、肥満
と、脳の働きが理解できるようになっていて、面白く、親切です。

 ダイエットをしてもリバウンドが起こる理由が、今までは、脂肪と
一緒に筋肉も落ちてしまうので、基礎代謝が減って太りやすくなる
という、説が有力でした。
 しかし、本書で、脳の知覚が、大きな原因になっているという説は
新鮮です。

 あと、”猫は甘みを感じない”など豆知識も豊富です。
 最近、自然科学の本も多い、光文社新書は頑張ってるなー。


一度太るとなぜ痩せにくい? 食欲と肥満の科学 (光文社新書)

一度太るとなぜ痩せにくい? 食欲と肥満の科学 (光文社新書)

  • 作者: 新谷隆史
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2018/07/18
  • メディア: 新書



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